1899年に市制を施行したのは39市

大竹文雄氏「経済学的思考のセンス」(中公新書 2005年)に、高学歴者と低学歴者の賃金格差の拡大の原因として「コンピュータやインターネットなどの情報通信技術の急激な発達により、高学歴労働者に対する需要が増加したことが原因である」という仮説が紹介されている。そこでは、企業組織としてITを使うことで、データの蓄積・伝達能力は拡大したにもかかわらず、データの解析能力や判断能力のITによる向上のペースは遅いため、そのような能力を持った人間に対する需要が増加する。ITの導入により、人々の仕事は判断能力が求められるようになる。判断能力を生かすためには、企業組織の分権化が必要であり、ある程度自律的な働き方が求められ、コンピュータにはできない同僚や顧客との対応能力が求められるようになる。これらの能力は、基本的に高学歴者の能力と重なる部分が大きいとの展開がされている。これに続き、IT導入によって生産性が高まるためには、判断能力・分析能力を持つ高い人的資本の労働者が存在することと企業組織が分権化されたかたちのものになっていることの2つの条件が必要とされていることが指摘されている。


1899年に市制を施行したのは39市、そのうち県庁所在地でなかったのは弘前、米沢、高岡、堺、姫路、赤間関、久留米の7市。


舞姫」に「故郷を憶ふ念と栄達を求むる心とは、時として愛情を圧せんとせしが、唯だ此一刹那、低徊踟蹰の思は去りて」という文言がある。


西島三重子は「池上線」を歌っている時分、池上線の電車に乗り乗客に花を渡すというキャンペーンを行った。


鶴は松の枝を握れない。だから松の枝にとまる事ができない。


鹿島萬兵衛「江戸の夕栄」(中公文庫)は、大正11年に発行された、江戸で生まれ育った著者の幕末の江戸に関する記録である。ここでは江戸は不潔の都であり、道路に小便溜りから小便が流れ出している、銭湯の前は飛び越して歩かないといけない、路地の掃溜めには塵芥が山をなし、猫やねずみの死体が堆積している、道路は勝手に盛土をなし自分の家の前だけ砂利を敷くなどでこぼこでつまづく人が多いなどのことが記録されている。