備瀬には備瀬入口と備瀬出口というバス停がある
夏川りみは、「涙そうそう」という言葉は沖縄の言葉なので、石垣出身の自分には意味がわからなかったとインタビューで答えている。「週刊文春」2005年12月1日号による。
高校駅伝の沖縄県大会は本部半島を周回する起伏のあるコースである。今帰仁で、女子のレースをずっと見たことがあるが、最下位の方はジャージにTシャツといったレースというよりもジョギングでもやっているようなスタイル、参加することに意義があるタイプが目立ってくる。これも地方大会のいいところである。
空港から那覇に向かい、市街に着いたことを感じさせるのは明治橋の先の東町会館の黄色い建物とその壁面の垂れ幕である。以前はこれに加えバスターミナル向かいの古色蒼然としたビルが那覇にいることを感じさせた。58号線沿いも、ずいぶん壁に屋号などを直接ペンキで書いた建物は減った。
2005年11月のモノレールの車内で札幌の女子高生が、那覇は坂道が多くて遅刻しそうになったとき走れないから住みたくはないと言ったり、奥武山公園を大通公園と聞き間違えたりしていた。
備瀬には、備瀬入口と備瀬出口というバス停がある。備瀬出口バス停が今帰仁よりにある。備瀬のフクギ並木は海洋博の記念公園の北口ゲート、かつてのエキスポランドの近くの入り口から歩いてすぐである。北口ゲートにはうらぶれた土産物屋や食堂がある。フクギ並木は想像以上に見事なもので集落全体がフクギに囲まれ昼なお暗いところもある。波照間島の集落に似ている。昔の沖縄の集落は暗かったことを認識させられる。