詩話
「口笛が流れる港町」の発端のアキラと錠のからみは阿蘇が舞台。本編は宮崎の山間部にある鉱山が舞台。浅丘ルリ子はその後継ぎ娘。一切、港町は出てこない。口笛も聞こえてこない。
佐渡を舞台の渡り鳥シリーズ「渡り鳥いつまた帰る」では、こまどり姉妹が「浅草姉妹」を歌う。
渡り鳥シリーズ 南国土佐を後にして
ギターを持った渡り鳥
口笛が流れる港町
渡り鳥いつまた帰る
赤い夕陽の渡り鳥
大草原の渡り鳥
波濤を越える渡り鳥
大海原を行く渡り鳥
渡り鳥北へ帰る
渡り鳥故郷へ帰る
吉川幸次郎「人間詩話」購入。氏に寄れば、「詩話」とは欧陽修がはじめて書いた体裁の文章で、評論ではなく、詩人の逸事、すぐれた句、ないしは滑稽な句についての話など、短い一条一条が雑然と並んでいる著述をいうそうだ。