銀座三愛ビル

「ペルリ提督日本遠征記」(岩波文庫)の中では、日本の社会階級を下記の8つに分けている。
第1階級 世襲的封侯。
第2階級 世襲貴族。
第3階級 僧侶神官。
第4階級 第2階級の貴族により備えられる家臣武士。
第5階級 医師、政府の書記。
第6階級 商人。
第7階級 一種の職人を除く職人。
第8階級 農業労働者日傭労働者。
そして、第7階級でいう一種の職人とは、鞣皮師、革師、皮造り及び何らかの方法で皮の製造又は販売に関係している者であって、この仲間外れの階級の人々は他の諸階級が居住している町村に住むことができず、人口調査に算入されず、旅館、茶屋、公衆娯楽場に入場しない。この階級に属さない日本人は何人も、この階級の者が食物を取った容器には決して触れず、使用したりもしない。死刑執行人及び獄卒はこの階級出身であり、約言すれば年寄りのらい病患者のように忌み遠ざけられていると記述している。そして、このことは神道の迷信に端を発していると解している。日本について書かれた文献による知見であるが、このようなことまで調べて黒船が来航していることに、彼らのこの遠征に対する並々ならぬ姿勢が改めて感じられる。


日光に葬られている将軍、家康、家光。増上寺に葬られている将軍、秀忠、家宣、家継、家重、家慶、家茂。寛永寺に葬られている将軍、家綱、綱吉、吉宗、家治、家斉、家定。谷中霊園に葬られている将軍、慶喜


銀座三愛ビルは昭和38年の完成。プロレス放送の最後に三菱のマークとともに映っていたころはできたばかりであった。東京にはじめて行ったときに最初に見にいったのはこのビルと上野動物園のパンダだった。