自立度

「学士会会報」902号の辻哲久氏「老いと生きがい就労」で紹介された秋山弘子氏の研究によると、日本の男性の高齢期の自立度の形は、60代頃から急激に重い要介護になるパターンが2割程度、75歳あたりを境にかなりの自立度を持ちつつ、徐々に自立度が落ちていくパターンが7割程度、残りの1割くらいは90歳ぐらいまでほぼ完全自立を維持している。一方、女性は徐々に自立度が下がっていくパターンが9割を占め、急激に自立度が落ちるパターンは1割とのことである。