六甲

中華人民共和国政府の認定では、広西の「六甲」は現地の少数民族文化の影響を受けた漢族であり、雲南の「蔗園」は少数民族地域に移住してきた漢族であり、広東の「蛋民」は船で暮らす漢族であると断定され、少数民族として認定を受けなかった。回族は「回教」を信仰する漢族と認識されていたが、中華人民共和国政府はほかの民族集団に入れない中国全土のイスラーム教徒を一律に回族とした。以上、王柯氏「多民族国家中国」(岩波書店 2005年)による。