ぬるい風が吹く季節になると那覇の路地や久米島のサトウキビ畑にただよう空気を連想する。沖縄で飲む泡盛がやはりうまい。泡盛の味を覚えたのがゆうな荘での立食の宴会だった。その前にも泡盛は飲んだことはあったが、7月の暑い日、国際通りや与儀公園を走ったあと、風呂で汗を流したあとの宴会で、沖縄料理をつまみに飲んだ泡盛はことにすばらしい味わいだった。特に古酒というわけではなかったようだが。宴会がすんだあと、辻にあった頃のジャッキーステーキハウスでステーキを食いながら泡盛を飲んだ。


沖縄県の県内総生産は本島中南部が80%、北部が10%、宮古八重山が各5%の割合と考えればよい。


カンヒザクラはある程度の低温になってから花が咲く。そのため、本部あたりでもっとも早く咲く。それから、中南部の方に向かって咲いていく。つまり、沖縄でのサクラの開花は春の訪れを告げるようなものではない。


沖縄では猫は肋膜、気管支炎、肺病その他痔にもよい養生料理であった。周達生氏「世界の食文化2 中国」(農山漁村文化協会 2004年)に紹介された渡口初美氏「琉球料理―民間療法と養生料理」(国際料理学院 1979年)による。