中山酒

佐賀県立図書館蔵「鍋島文庫」目録によると、琉球関係の史料は「琉球国之内久米嶋沖江異国船渡来」、「琉球人行列大全」、「琉球人来朝ニ付而之一通」。


寛政8年に江戸に来た琉球謝恩使の随員に聞書きを行った「琉客談記」(改訂史籍集覧16)は、琉球使節が中国を訪れたときの見聞の記録である。この中に、「山東ノ焼酒ハ中山酒ヨリ烈シ」とある。「中山酒」には「リウキウサケ」と「アハモリ」という振り仮名が振ってある。


柳田国男は大正10年1月3日から2月15日まで沖縄を旅行した。この旅行記録が「海南小記」。


柳田国男から沖縄旅行の話を聞いた折口信夫は同年7月に沖縄に行った。柳田も折口も沖縄で県立図書館長であった伊波普猷と会っている。伊波は、彼らから刺激を受け、図書館長の職を辞し、東京で沖縄研究に専念する道を選び、金田一京助とも交流した。昭和22年10月に行われた伊波の追悼講演会では、柳田、折口、金田一が講演した。伊波普猷の顕彰碑は浦添城跡公園にある。