東西

今野真二氏「振仮名の歴史」(集英社 2009年)によると、「南総里見八犬伝」では「東西」と書いて「もの」と振仮名を付けるなど近世中国語とのつながりを窺わせる振仮名が少なからずあり、近世中国語と江戸期の日本語が交渉をもっていたことに基づいているのだという。