芙蓉旧話

明治39年に旧蓮池藩士であった永田暉明が書いた「芙蓉旧話」には、蓮池藩の刑罰は次のとおりだったとしている。

藩士(侍、手明鑓、徒士、足軽)の罪
待罪 3日〜5日
呵責 7日間謹慎
逼塞 30日家を出るを禁ず
蟄居 50日家を出るを禁じ人に接するを得ず
閉門 100日戸を閉鎖
隠居 家主たるの権を奪う
隠居牢人 家主たるの権を奪い藩主に謁するを禁ず
減石 家禄を削減
牢人 家禄を奪い宅地家居を没収 ただし帯刀を許す
切腹 自殺せしめ家禄宅地家屋を奪う

平民の罪
科銀 半両から10両
閉戸 100日間青竹をもって戸を閉鎖
処払 住居の町村を放逐
郡払 住居の郡を放逐
入牢 6月〜5年
終身入牢
斬罪