死読書

2002年8月の上海では、トイレに特に困らなかった。公衆便所で金を払えば快適に用便を足せるし、金を出さなくても、デパートなどのトイレでは違和感がなかった。


死読書 がり勉、寛帯 ブロードバンド、克隆 クローン。


BS朝日で放送の「山口淑子・激動の半生」によると、李香蘭として映画スターになった山口淑子のことを、共演した中国人は皆、その発音から日本人だとわかっていたという。旧満州生まれの山口淑子ですら、中国語の発音にネイテイブとの違いがあったことに驚くとともに、では、なぜ、映画を見た中国人から、同胞と思われ、日本の降伏後、漢奸と呼ばれたのか、素朴な疑問が浮かぶ。


蘇州駅の暗いホームでゆで卵を買って食べたことがある。ホームでの売り物が皆油濃ゆそうだったのが印象深い。
次の駅でここはどこかと乗務員に聞いてウーシーと答えた意味がわかってうれしかった。


香港上環や上海街あたりのうらぶれた通りを歩くのもいい。 


上海動物園の売店でゆでたとうもろこしを買ったことがある。1本4元で大ぶりのとうもろこしを売っている。ただゆでただけのふやけたもので、てんでうまくない。インド象を見ながら食ったが、全部食いきれなかった。


斯波義信氏「中国都市史」(東京大学出版会 2002年)による19世紀末の城内面積。
北京6320ヘクタール。南京4055ヘクタール、杭州西安成都1200ヘクタール前後、太原840ヘクタール、武昌635ヘクタール、広州520ヘクタール、済南510ヘクタール、福州、長沙415ヘクタール、南昌395ヘクタール、保定325ヘクタール、桂陽225ヘクタール、蘇州1480ヘクタール、開封1290ヘクタール。
北京と南京は突出している。


19世紀後半の中国では、北京、蘇州、広州、武漢の人口が拮抗していた。北京でも人口百万行っていない。まもなく上海が勃興してくる。


清朝時代の蘇州で最も繁華だったのは城外、大運河と交わる万年橋一帯であった。北京では内城外、前門一帯だった。


日清焼きそばUFOは、中国では何種類もある。しかし、どれもがうまくない。ソース味がない。


茶吧という言葉がある。