土曜日の夜は夜更かしをして11時30分まで起きていた

土曜日の夜は10時30分から日専連劇場で桃太郎侍があるので、夜更かしをして11時30分まで起きていた。


九十九島めぐりの遊覧船や弓張岳の展望台からは、見通しのいいときは、はるか彼方に五島列島が見られる。また、平戸や崎戸も意外に近い。飛行機だと五島列島を過ぎると間もなく海が黄色くなって、陸地か海か判然としなくなる。それが、緑の大地に変われば、中国上海である。


1962年に15人の選者が選んだ、若い読書人の指標としての岩波文庫の100冊の本というものがある。
そのうち、岩波文庫であるとないとにかかわらず読んだことがあるのは、「吾輩は猫である」、「福翁自伝」、「赤と黒」、「唐詩選」、「フランクリン自伝」、「共産党宣言」、「ソクラテスの弁明」、「罪と罰」、「富嶽百景」、「空想より科学へ」、「若きウエルテルの悩み」、「羅生門」、「ベートーヴェンの生涯」、「ベルツの日記」、「饗宴」、「昆虫記」、「論語」、「平家物語」、「折たく柴の記」、「徒然草」、「こゝろ」、「破戒」、「告白」、「蘭学事始」、「阿Q正伝」、「歎異抄」、「おくのほそ道」、「阿部一族」、「職業としての学問」、「文明論の概略」、「賃労働と資本」。
読書人への道は遠い。


ニューヨーク、セントラルパークサウスの、セントラルパークをのぞむ部屋に泊まったことがある。真正面から延々と広がる緑、その両側と緑の尽きるはるか彼方に屏風のようにそびえるビル群、ニューヨークでしか見られない光景は一見の価値がある。人工の構造物としては万里の長城より強烈な印象がある。自動車で通ったニューヨークの街並みの第一印象は東京や大阪より上海に似ているというものだった。メトロポリタン美術館屋上から見はるかすセントラルパークもまたすばらしい。セントラルパークには、近隣の高級住宅地から散歩に来たと見られるたくさんの乳母車とベビーシッターが見られる。ベビーシッターは黒人か褐色の肌のヒスパニックとおぼしき女性がほとんどであった。